令和6年度第2回上十三支部士会承認研修会に参加して
2025.4.22
「スマートフォンを活用したリハビリテーション」を受講しての感想
三沢訪問看護ステーション 和泉順也
研修を受講する前に、タイトルを見てどのように臨床現場で活用できるのか興味を持ちました。スマートフォンを活用した動作解析、遠隔リハビリ、AIを用いた業務効率化といった多岐にわたる活用事例が紹介されていました。
これまで専門機器が必要とされていた動作分析・動作解析が、スマートフォンと三脚を用いることでできるということを知り、大変驚きました。一部有料のものもあるとのことでしたが、無料で使用できるという点も驚きました。マーカレスモーションキャプチャやAIによる歩行・動作分析は、従来のリハビリテーション評価の方法を変える可能性があると感じました。現在でも動画を撮影して、分析することは行っているかと思います。それをさらに骨格も含めて分析できることで、より患者様の評価を正確に行うことができ、それを理学療法に繋げることができるのではないかと思いました。
私は訪問看護に勤めていますが、在宅でのリハビリでも活用することができると感じました。歩行分析アプリを活用すると、患者様の歩行速度や左右のバランスを可視化することができ、それを患者様と共有し共通の認識で理学療法を実施できるのではないかと思います。また、家族様への情報提供としても活用でき、患者様自身や家族様のモチベーションの向上にも繋げることができるのではないかと感じました。
今後青森県内でもこうしたテクノロジーを用いた技術がさらに発展していくことを期待したいです。そして、患者様の治療に活かし、理学療法士の質をさらに高めていければと思います。